5 / 5
2015
といっても、4日の夕方に近くまで行く用事があったのでついでに寄ってみただけ。
ひろしまフラワーフェスティバル(略してFF)を知らない人のために簡単に説明すると、毎年ゴールデンウィークに広島市中心部で開催される大規模なイベントで、名前の通り色とりどりの花々が会場の至るところに飾られる。大通りをねり歩くダンスも見どころ(らしい)。
「らしい」と書いたのは自分も広島出身のくせにまともに見たことがないから。
広電で市街地から45分ほどの郊外に実家はあるけれど、10代の頃は部活だの実家の田植えを手伝ったりだのでゴールデンウィークに遊びに出かけることがなかったし、成人してからは親元を離れて県外で暮らしているせいで、せっかくの実家での連休にわざわざ人混みに出かけていくのが馬鹿らしく、行くことがほとんどなかった。
今日は、同じく帰省していた妹が帰るのを見送りに紙屋町(広島市繁華街の一つ)まで出たついでに、寄ってみることにした。
紙屋町から原爆ドーム前まで歩いて平和記念公園に入り、フェスティバルの展示物である大きな折り鶴やキャンドルを眺めながらメインステージまで歩く。と、花の塔の前で白いスーツに身を包んだ3人の女性が目の前に歩いてきた。
整った顔立ちに、にこやかな笑顔。肩にかかったタスキを見るまでもなく、彼女らが今年のひろしまフラワークイーンだというのはすぐにわかった。
最初は美人すぎる彼女たちに気後れしてそのまま立ち去ろうかと思ったけれど、考えてみたら広い会場で忙しいフラワークイーンと出逢える機会なんてそうそうないだろうし、せっかくの機会なので一緒に記念撮影をお願いした。
野暮ったいおっさんとの撮影でも素敵な笑みを絶やさない彼女たちのプロ精神に感謝。