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2016

2016年5月の読書まとめ

5月は順調

2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:27冊
読んだページ数:7812ページ
ナイス数:808ナイス

5月はそこそこ読めた。

超速読(という名の流し読み)で読んだノンフィクションやコンピュータ書籍も多かったけれど、「君たちに明日はない」や「借金取りの王子」、「こんなにも優しい、世界の終わり方」、「天使の柩」など小説も良い作品が多かった。

2016年5月に読んだ本一覧

日本でいちばん大切にしたい会社5日本でいちばん大切にしたい会社5感想
シリーズ第5弾。どれも社員を大切にしていて、結果として社員のモチベーションも高く顧客や地域社会からの評価も高い会社ばかり。しかし会社を何もないばかりか、ときには大きなハンデを負った状態から立ち上げる創業者たちのエピソードはすさまじく、いったい彼らを突き動かすものは何なのだろうと考えさせられる。利他の精神といったものだけで、こんなに頑張れる自信が自分にはないよ。
読了日:5月1日 著者:坂本光司
野菜のだしで作るベジタブルスープ (旭屋出版MOOK)野菜のだしで作るベジタブルスープ (旭屋出版MOOK)感想
野菜だし(ベジブロス)を最近試している。動物性油脂や材料を使わないスープのレシピ本。なかなかレシピ通りに作ってもうまくいかないけれど、味噌汁に使うだけでも野菜の自然な甘味がよく出ていて良いです。2、3品しか試していないけれど、他の簡単そうなのも作ってみたい。
読了日:5月2日 著者:樋口正樹
君にさよならを言わない (宝島社文庫)君にさよならを言わない (宝島社文庫)感想
好きだった女の子の幽霊とは1話目で意外とあっさり。その後の主人公が霊媒体質を使って女の子の幽霊の未練解消を手助けするというのはいかにもラノベチックというかマンガチックというか。あからさまな恋心をちらつかせる義妹の態度にことごとく気づかない鈍感ぶりを発揮しつつ、最後には何か急展開でもあるのかと思いきやそうでもなかった。さらりと読めるがそれだけでした。
読了日:5月3日 著者:七月隆文
サラは銀の涙を探しに (サラの柔らかな香車)サラは銀の涙を探しに (サラの柔らかな香車)感想
読メの他の人の感想で予備知識はあったけれど、本当にサラはほとんど出てこない。むしろ彼女に将棋人生で大きな影響を受けた七海と鍵谷の二人の視点で進む。女性として初めての奨励会四段を目指す七海と、将棋の向こう側の世界をサラの中に見いだし、名人として最強のコンピュータと闘う鍵谷の物語、これはこれで面白かった。しかし、終盤で推測として語られるサラの失踪の真相はあまりにも哀しい。このまま彼女は将棋界に戻ってこないのだろうか。
読了日:5月7日 著者:橋本長道
さんぽみち ほのぼのログ another storyさんぽみち ほのぼのログ another story感想
イラストレーター・深町なかさんの世界観のノベライズ第2弾。若いカップルのお互いを思いやったり、喧嘩したりの描写が、ちょうど読んでいるときの心理状態にはあまりよろしくなかった。ストーリー的には主に出会いを描いていた第1弾の方が好みだったかな。
読了日:5月7日 著者:藤谷燈子
2週間で人生を取り戻す! 勝間式汚部屋脱出プログラム2週間で人生を取り戻す! 勝間式汚部屋脱出プログラム感想
片付け本、断捨離本は散々読んできたけどちっとも(というと語弊があるが)片付けられない。勝間和代さんの断捨離本は彼女らしいロジカルな仕組みづくりで参考になった。料理に関して、マイコン電気鍋・ヘルシオ・ビストロという多機能調理家電を使っていて面白い(僕には無理ですが)。InとOutの徹底管理、特にモノを買うときの抑制は自分の場合は書籍だよな・・・。増えすぎた蔵書も今やネットや電子書籍でたいていのモノは再度入手できる時代、思い切って手放すときなのかも。
読了日:5月8日 著者:勝間和代
村上ラヂオ3: サラダ好きのライオン (新潮文庫)村上ラヂオ3: サラダ好きのライオン (新潮文庫)感想
村上春樹のエッセイはするする読めていい。「村上ラヂオ」シリーズは初めて読んだけれど、この間読んだ「職業としての小説家」よりもゆるい感じでした。読み終わってから内容がすぐに抜け落ちていきそうな感じで(笑)
読了日:5月8日 著者:村上春樹,大橋歩
初めてのPerl 第6版初めてのPerl 第6版感想
超速読で読了。
読了日:5月9日 著者:RandalL.Schwartz,briandfoy,TomPhoenix
自作エミュレータで学ぶx86アーキテクチャ-コンピュータが動く仕組みを徹底理解!自作エミュレータで学ぶx86アーキテクチャ-コンピュータが動く仕組みを徹底理解!感想
CPUがどのようにしてプログラムを実行しているかを、エミュレータの作成を通じて学ぶ本。初学者にもなんとか手が届くくらいのレベルで、興味深く読めた。アセンブラやC言語、CPUの本は他にも読んだけど、ここまで統合的に説明されていてかつわかりやすい本は初めて。
読了日:5月11日 著者:内田公太,上川大介
世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術感想
「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」とカブる内容も多いけれど、参考になった。一言で言ってしまえば、「糖質は控えめに、良質のアブラをしっかり摂る」というもの。オメガ3とかオメガ6とか、油脂の種類はきちんと理解していないけれど、特定の食品から摂るのではなく、かつオメガ3とオメガ6をバランスよくとらなければいけないらしい。「シリコンバレー式〜」で推されまくってるグラスフェッドのビーフやバターはその脂肪のバランスが良いんですね。とりあえず、えごま油と亜麻仁油を買って使い始めています。
読了日:5月12日 著者:アイザック・H・ジョーンズ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 10 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 10 (GA文庫)感想
待っていた最新刊。しかし、今までもヘスティア・ファミリアの危機はあれども、今回のベルが取った選択は、オラリオ全体を敵に回しかねない綱渡り。前巻がアクション面ではやや消化不良だった分、今回の「異端児」とディックス一味、ベル・フェルズとの三つ巴の攻防は読み応えがあった。ロキ・ファミリアと黒いあいつの戦闘も凄まじい。レベル6を複数相手にして互角に闘えるってどんな化物…!?そして名声が地に落ち、怪物の命を奪うことに躊躇いを覚えてしまったベルが今後どう身を振るのか、次も目が離せない。
読了日:5月13日 著者:大森藤ノ
東京どこに住む? 住所格差と人生格差 (朝日新書)東京どこに住む? 住所格差と人生格差 (朝日新書)
読了日:5月14日 著者:速水健朗
Ubuntu上級活用マニュアルUbuntu上級活用マニュアル感想
超速読で読了。刊行が2011年だけど、16.04になった今のUbuntuとはかなり違いがある。とはいえ、今でも使えるTipsもあるので参考にはなる。
読了日:5月15日 著者:阿久津良和
君たちに明日はない (新潮文庫)君たちに明日はない (新潮文庫)感想
ずっとオフ会で借りたままだった本(のうちの1冊)、ようやく読んだけど、面白い!会社の首切りを請け負う会社なんてあるんだ?と信じてしまいそうになった。実際の面談はもっとドロドロしていそうだけど…。人員整理対象者と面接官の双方に人生があり、それをきちんと描写している辺りリアリティを感じた。
読了日:5月15日 著者:垣根涼介
ハイドラの告白 (メディアワークス文庫)ハイドラの告白 (メディアワークス文庫)
読了日:5月17日 著者:柴村仁
セイジャの式日 (メディアワークス文庫)セイジャの式日 (メディアワークス文庫)
読了日:5月19日 著者:柴村仁
Interface (インターフェース) 2016年 4月号Interface (インターフェース) 2016年 4月号
読了日:5月20日 著者:
借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫)借金取りの王子―君たちに明日はない〈2〉 (新潮文庫)感想
オフ会で借りた本。1作目に続き、2作目も面白かった。表題作の「借金取りの王子」はかなりプロットに気合いが入ってると感じた、力作。他の「二億円の女」や「女難の相」、「山里の娘」もリストラ対象になった人物が人生の岐路で見せる機微がサラッとしたタッチで描かれていて良かった。
読了日:5月22日 著者:垣根涼介
あるミニマリストの物語―僕が余分なものを捨て人生を取り戻すまであるミニマリストの物語―僕が余分なものを捨て人生を取り戻すまで感想
米国人ミニマリストコンビの2作目。ノンフィクションのような小説形式で、彼ら2人の生い立ちから物質主義にまみれた20代、ミニマリズムに目覚めてからの数年が描かれている。特に前半の、ジョシュアがアル中の母と過ごした少年時代、仕事で出世に邁進しながらも浪費と混乱のビジネスマン時代の描写が印象的。文章がやや冗長だが、この前半はミニマリスト前夜のマキシマリストとして十分な説得力を感じた。
読了日:5月24日 著者:ジョシュア・フィールズ・ミルバーン,ライアン・ニコデマス,JoshuaFieldsMillburn,RyanNicodemus
愛の夢とか (講談社文庫)愛の夢とか (講談社文庫)感想
ちょっと江國香織を彷彿とさせるような、女性のふわっとしたつかみどころのない心理描写。特に「お花畑自身」の語り口は穏やかなのにどこかネジが外れているような静かな狂気はゾッとした。江國さんみたいと書いたけれど、それともまた違う文章の随所の詩のような言葉の使い方は川上未映子の独特の世界が感じられる。
読了日:5月26日 著者:川上未映子
こんなにも優しい、世界の終わりかたこんなにも優しい、世界の終わりかた感想
世界中で原因不明の青い光に貫かれて凍りつき終末を迎えようとしている世界。争いが起こるでもなく、人々は愛する人の元へひたすら歩く。優と雪乃、お互いに想い合っているのに、優しすぎるあまりにずっと関係を前に進める一歩を踏み出せなかったふたり。世界が終わりを迎えるその時になって、ようやく本当の想いに正直に行動できた。遅かったけれど、遅すぎはしなかった。解説でも書かれていたけれど、全編を通して、悪人がひとりも出てこない、嫌な気持ちになるエピソードがない、こんなにも純度の高い優しさに貫かれた作品は珍しい。
読了日:5月28日 著者:市川拓司
天使の柩 (天使の卵)天使の柩 (天使の卵)
読了日:5月28日 著者:村山由佳
貧乏入門貧乏入門感想
再読。リフレイン読み2巡目6/10(通算17回読了)。最近何冊もミニマリスト本を読みあさっているけれど、やはり欲望と幸福という仏道的観点から語られる本書が心理的・思想的にはいちばんしっくりくるかな。欲望が少なく、欲しいものはケチケチせずに買える。お金があってもなくても幸福という境地に至りたいものだ。
読了日:5月29日 著者:小池龍之介
3人子持ち 働く母の モノを減らして 家事や家計をラクにする方法3人子持ち 働く母の モノを減らして 家事や家計をラクにする方法
読了日:5月31日 著者:尾崎友吏子
やさしいC 第4版 (「やさしい」シリーズ)やさしいC 第4版 (「やさしい」シリーズ)感想
超速読で読了。「苦しんで覚えるC言語」をすでに読んでいたけれど、文法的な説明はこちらの方が丁寧かな。typedefとか関数ポインタについてはほとんどおぼえていなかった。
読了日:5月31日 著者:高橋麻奈
アフリカ 苦悩する大陸アフリカ 苦悩する大陸感想
超速読で読了。政治の腐敗、民族間の争い…。天然資源に恵まれるのに貧困にあえぎ、紛争が絶えないアフリカ。かの大陸の恩恵を受けている身としては心苦しくなるが、少しでも良い方向に向かってほしい。
読了日:5月31日 著者:ロバートゲスト
ノンフィクションはこれを読め!  2013 - HONZが選んだ110冊ノンフィクションはこれを読め! 2013 - HONZが選んだ110冊
読了日:5月31日 著者:成毛眞編著

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