6 / 10

2019

2019年4月の読書まとめ

新年度

4月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:3267
ナイス数:不明

4月から新年度。一年前は部署異動によって業務の内容が大きく変わり、とにかく今までにないくらい忙しい一年間だった。

最近は少し落ち着いてきたけれど、それでも少なくともあと1年は大きなプロジェクトの完了までかかるので気が抜けない。

読書の状況はというと、量は可もなく不可もなくといったところ。村上春樹の最新長編「騎士団長殺し」が文庫化されたので読んだ。スルスル読めて、謎はほとんど謎のままに終わるという村上春樹らしい文章。彼の小説のよさを説明しろと言われると上手くできないのだけど、それでも新刊が出るたびに読んでしまう。

世界で闘うためのスーツ戦略

実用書では「世界で闘うためのスーツ戦略(星海社新書)」が我が意を得たり!という感じでとてもツボにはまった。

著者は僕と同い歳で、国際協力事業に従事し、1年の4分の1は海外で仕事をしているビジネスパーソンだそうだ。

各国の官僚や経営者との仕事を通じ、適切なスーツスタイルを身につけなければ、ビジネスマンとして見なされないことを痛感し、スーツの着こなしを研究するようになったとのこと。自身のブログ「Suitsholic」を運営し、このたび初の著書を出版した。

僕もスーツに興味が出てきてから何冊もスーツの着こなしに関する本を読んだりしていたが、この本が特筆すべきなのは、著名なファッションリーダーやスタイリスト、ファッション・アドバイザーやコンサルタントといった人たちではなく、自分と変わらない普通のビジネスパーソンが書いたという点だ。

いわゆるファッションの「専門家」が書いた本と違い、ビジネスパーソンである著者自身が実際に使用している着こなしを写真付きで公開している。個々のアイテムは守るべきルールを押さえた上で、決して高価なブランドではなく、スーツ量販店のツープライススーツを中心にそろえてあり、ごく普通のサラリーマンにもすぐに参考にできる。

2019年4月に読んだ本一覧

「無敵」のメンタル「無敵」のメンタル感想
強いメンタルを持ちたい。
読了日:04月06日 著者:千田 琢哉
騎士団長殺し 第2部: 遷ろうメタファー編(上) (新潮文庫)騎士団長殺し 第2部: 遷ろうメタファー編(上) (新潮文庫)感想
秋川まりえは聡い子だ。免色の視線に気づいていた。
読了日:04月06日 著者:村上 春樹
メンズプレシャス2019年春号 2019年 05 月号 [雑誌]: Precious(プレシャス) 増刊メンズプレシャス2019年春号 2019年 05 月号 [雑誌]: Precious(プレシャス) 増刊
読了日:04月08日 著者:
しないことリスト (だいわ文庫)しないことリスト (だいわ文庫)
読了日:04月12日 著者:pha
騎士団長殺し 第2部: 遷ろうメタファー編(下) (新潮文庫)騎士団長殺し 第2部: 遷ろうメタファー編(下) (新潮文庫)感想
主人公、そして秋川まりえ、それぞれの冒険。現実と非現実が入り交じったような世界。これぞ村上春樹の真骨頂。相変わらず謎が多く残ったままだったけれど、主人公と妻がよりを戻したばかりか、授かり物まであるなんて、よい意味で村上春樹らしくない終わり方でもあった。
読了日:04月14日 著者:村上 春樹
1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました
読了日:04月20日 著者:トマス・J・スタンリー
知的生産術知的生産術
読了日:04月21日 著者:出口 治明
超一流は、なぜ、靴磨きを欠かさないのか?超一流は、なぜ、靴磨きを欠かさないのか?感想
再々読。よい靴を履くとビジネスでこんなよいことがあるよという自己啓発本。靴磨きの具体的な方法が書いてあるわけではなく、注意すべき点も革靴好きなら知っている事がほとんどだろうけど、読むと自分の靴を大切にしようというモチベーションが湧いてくる。まだの人は一読してみてはいかがでしょうか。
読了日:04月21日 著者:千田 琢哉
松浦弥太郎の新しいお金術松浦弥太郎の新しいお金術
読了日:04月24日 著者:松浦 弥太郎
LAST(16) 2019年 06 月号 [雑誌]: クロノス日本版 増刊LAST(16) 2019年 06 月号 [雑誌]: クロノス日本版 増刊
読了日:04月24日 著者:
本を守ろうとする猫の話本を守ろうとする猫の話
読了日:04月26日 著者:夏川 草介
世界で闘うためのスーツ戦略 (星海社新書)世界で闘うためのスーツ戦略 (星海社新書)感想
著者と自分は同年代であるが、世界基準で見劣りしないスーツの選び方、着こなし方を独力で、それも高級品ではなくスーツカンパニーなどごく普通のビジネスマンにも手の届く店でのセレクトを紹介しているのは素晴らしい。スタイリストだとかファッションリーダーではない、業界とは何のしがらみもない著者がこういう本を出してくれたという点も評価したい。出来ることならスーツを着る機会のある若い人全員に読ませたい1冊。
読了日:04月28日 著者:井本 拓海
かがみの孤城かがみの孤城感想
これが平成最後の読了でした。辻村さんの本屋大賞受賞作。かなり長いこと積んでしまっていたが、結果的によかったかも知れない。デビュー作を彷彿とさせるような舞台設定だけど、読み味はかなり異なる。事情は異なれど、学校に行けなくなってしまった7人が集められた1年間限定の「孤城」。「いじめ」という言葉で片づけられたくない同級生からの仕打ち、担任の先生の無理解…ひりつくような10代の感情描写は流石。終盤のトリックには途中から薄々気づいてはいたけれど、もう片方は気づけなかった。
読了日:04月30日 著者:辻村 深月
読書メーター

Category

bookmeter

Tags

#reading