4 / 18

2020

2020年3月の読書まとめ

じわじわと積読消化

3月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:1888
ナイス数:571

3月も10冊には届かず。しかし新規購入を控えた結果、積読本は2月末比で3冊減らすことができた。 少しずつでも積読を消化していき、なんとか今年中に積読本ゼロを目指したい。

遠田潤子さんの新刊「廃墟の白墨」

好きな小説家の一人である、遠田潤子(とおだ・じゅんこ)さんの新刊「廃墟の白墨」を読んだ。

遠田さんの作品を通じて、恵まれない子供時代を過ごした主人公(またはその関係者)が過去を回想しながら現在の状況と向き合うというスタイルが多いが、今作もその例に漏れず。

あらすじとしては、妻や娘と別居中の主人公が、父親宛に届いた謎の手紙をたよりに廃墟同然のビルに赴き、そこにいた三人の老人からかつてそのビルのオーナーであった明石という女性にまつわる回想を聞く・・・というもの。

耽美的な回想シーンはしかし、明石の娘である白墨と呼ばれる少女の異常な育てられ方をした幼年時代をふり返るものでもあった。白墨とは何者か?それが現代にどうつながっているのか?

謎が少しずつ明かされていく物語の進行は、早く続きが読みたくなり、巧いなと思う。

結末は評価が分かれそうではあるが、全体としては遠田潤子さんの持ち味が出た良い小説だった。

2020年3月に読んだ本一覧

世界一効く体幹トレーニング世界一効く体幹トレーニング感想
最初に、体幹トレーニングについてのあるあるな疑問に著者が答える形式のページがあり、体幹を鍛えても出っ張ったお腹は引っ込まない等、率直に出来ること・出来ないことを書いていたのが印象的。すべてが体幹を鍛えることで解決するわけではないよね。トレーニングはまずインナーユニットのスイッチを入れることから。人によっては数年かかると記述があり、マジか…となる。まずは呼吸法から、取り組んでみたい。
読了日:03月05日 著者:中野ジェームズ修一
人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方 (単行本)人生を豊かにしてくれる「お金」と「仕事」の育て方 (単行本)感想
松浦弥太郎さんの本は何冊か読んだけれど、この本はしっくりきた。彼の来歴(高校を中退、10代でアメリカに何度も渡った、など)は知らなかったのですごい生き方をしているな、と。そういう生き方をしてきた故に、彼の仕事観やお金観は培われたのだろう。したたかでしなやか、という言葉を思い浮かべた。支出を消費・浪費・投資に三分類するのは知っていたけれど、そこに貯蓄を加えて四分類するというのは新鮮だった。書かれてみると、たしかに投資と貯蓄は分けた方がしっくりくる。
読了日:03月07日 著者:松浦 弥太郎
廃墟の白墨廃墟の白墨
読了日:03月09日 著者:遠田 潤子
最適な「人生のペース」が見つかる 捨てる時間術最適な「人生のペース」が見つかる 捨てる時間術
読了日:03月14日 著者:若杉 アキラ
青空と逃げる (単行本)青空と逃げる (単行本)
読了日:03月18日 著者:辻村 深月
考え方の工夫考え方の工夫
読了日:03月20日 著者:松浦弥太郎
大人の男の身だしなみ大人の男の身だしなみ
読了日:03月26日 著者:中谷 彰宏
THE RAKE JAPAN EDITION(ザ・レイク ジャパン・エディション) ISSUE33 (2020-03-25) [雑誌]THE RAKE JAPAN EDITION(ザ・レイク ジャパン・エディション) ISSUE33 (2020-03-25) [雑誌]感想
超速読で読了。表紙のジョン・ハムが渋格好良い。フランコ・プリンツィバァリー氏のインタビュー、イタリア最高峰のサルトの愛用品は興味深い。"土日でもクラシックなジャケットを着てタイドアップしていることが多い"辺りはさすが。特集「職人の手仕事図鑑」では、ジョージ・クレバリーや英国のシャツブランド・バド、フィレンツェの日本人靴職人AKIRA TANI(アキラ・タニ)などを紹介。
読了日:03月29日 著者:

読書メーター

Category

bookmeter

Tags

#reading