2018年9月の読書まとめ

9月は平凡

8月の読書メーター
読んだ本の数：14
読んだページ数：3241
ナイス数：204

8月の更新をまたしてもしそびれてしまい、気がつけば10月。

9月は質・量ともによくも悪くも平凡な読書だった。

新潮文庫の100冊

14冊と、2日に1冊も切ってしまっているけれど、それでも8月よりは読めた。

7月、8月同様に「新潮文庫の100冊」対象作品が中心だった。

あえて挙げるなら、森下典子さんのエッセイ、「日日是好日」。

大学生時代に茶道を習い始めたという著者が、理由も教えられないままとにかく「形」をおぼえさせられる茶道にとまどいと不審を感じながらも、1年、5年、10年と週一回、土曜日の稽古を続けるうちに見えてきたことを綴っている。

40代（執筆当時）から二十歳頃の自分を振り返ってエッセイを書くとなると、えてして格好つけたことを書きそうな気がするけれど、このエッセイは「なんで形だけやらなければいけないの？」とか「ようやく一連の形をおぼえたと思ったら、季節が変わるとなんで別のことをやらなきゃいけないの？」とか、きっと自分がお茶を習ったら同じことを感じるだろうなという等身大の見方で書かれいてて、すっと感情移入できた。

読み終えてから知ったけど、ちょうど9月に亡くなられた樹木希林さんが最後に演じられた実写映画が今月公開なんですね。

映画は当然まだ観ていないけど、この原作でこのキャスティングなら、原作未読の人も既読の人も、鑑賞する価値はあると思います。

映画「日日是好日」（にちにちこれこうじつ）公式サイト 2018年10月13日公開。

2018年9月に読んだ本一覧

1日に10冊の本を読み3日で1冊の本を書く ボクのインプット&アウトプット法
読了日：09月01日 著者：千田琢哉

心に太陽を持て (新潮文庫)
読了日：09月01日 著者：

遠くの声に耳を澄ませて (新潮文庫)
読了日：09月03日 著者：宮下 奈都

BRUTUS(ブルータス) 2018年9/1号No.876[GOOD GROOMING GUIDE]
読了日：09月09日 著者：

うらおもて人生録 (新潮文庫)
読了日：09月15日 著者：色川 武大

MEN'S EX(メンズイーエックス) 2018年 10 月号 [雑誌]
読了日：09月15日 著者：

人生を変える、お金の使い方。
読了日：09月15日 著者：千田琢哉

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)
読了日：09月18日 著者：森下 典子

孤独のチカラ (新潮文庫)
読了日：09月19日 著者：齋藤 孝

青の数学 (新潮文庫nex)
読了日：09月21日 著者：王城 夕紀

ケーキ王子の名推理2 (新潮文庫nex)の感想
新潮文庫の100冊2018。颯人の働く洋菓子店「モンスール・ガトー」で未羽がバイトを始めた。店主でパティシエの青山に何か因縁ありげな外国人女性が近づいて･･･。相変わらず謎解きはさらっとしているが、今回は手を動かさないとわからない暗号なのが捻っているかな。新しい友達・悠希が凜とした美少女なのに乙女ゲーオタクなのはいかにも現代だなあという気がした。
読了日：09月23日 著者：七月 隆文

人斬り以蔵 (新潮文庫)の感想
新潮文庫の100冊2018。解説にあるように、戦国や幕末の変革期に生きた武士達の生き様を描いた短編集。彼らの生き様は端から見れば馬鹿馬鹿しかったりもするが、どこか哀愁を誘うものがある。司馬遼太郎の人物像の切り取り方が絶妙。「鬼謀の人」、「売ろう物語」は好み。「おお、大砲」は封建制で身分も武器もカンヅメにして固定化してしまう滑稽さが秀逸。
読了日：09月27日 著者：司馬 遼太郎

お金が貯まる家計の仕組みの感想
同じ著者の「正しい家計管理」をより初心者向けにしたような内容。しかしイラスト入りの事例紹介は必要だったのだろうかと疑問に感じる。銀行口座と封筒を使った、無駄なお金を使えなくする仕組みは、口座の役割が微妙に「正しい〜」とは異なっていた。個人的にはこちらで紹介していた方がやりやすそうなので取り入れたい。
読了日：09月27日 著者：林 總

太陽の塔 (新潮文庫)
読了日：09月30日 著者：森見 登美彦

読書メーター

Category

bookmeter

Tags

#reading

Menu

• Latest
• Timeline
• Categories
• Tags

---

baboocon

---

RSS