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2018

2018年11月の読書まとめ

新潮文庫の100冊読破!

11月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:3809
ナイス数:423

もう12月も終わりになるけれど、11月の読書まとめです。

11月に入ってようやく、新潮文庫の100冊を読破した。今年は部署が変わって出張がなくなったため、電車の移動時間に読むというのが極端に減ったせいで昨年までよりも読破に時間がかかったのだろう。

毎年読んでいると新しく100冊に入った本ばかりを読むことになるが、今年は比較的小粒な印象だった。

イノセント・デイズ」と「日日是好日」は面白かったし、特に「日日是好日」は今年亡くなられた女優の樹木希林さんがお茶の先生役で出演されていたということで話題になっていた。

積読消化!のはずが・・・。

なかば義務のような感覚で新潮文庫の100冊を読んでいる間はなかなか積読本の消化が進まなかった。ようやくそれを終えてさあ、積読消化だ!となるはずが、なぜか逆に増えていっているという。

こればかりは自分の物欲と戦うしかなくて、もっというと書店に立ち寄らないというのが一番なんだろうな(Amazonなどのネット書店もあるけれど、最近は実店舗で手に入りづらい絶版本か数を増やしたくないけど読みたいコミックスをKindleで買うくらいしか利用していない)。

というわけで、来年は書店による回数を減らすことを目標の一つにしようかと思う(いま思いついた)。

2018年11月に読んだ本一覧

吾輩も猫である (新潮文庫)吾輩も猫である (新潮文庫)感想
【新潮文庫の100冊2018】猫というとやはり、人に飼われるのではなくむしろ人の近くにいてやっているという印象が強いのかな。複数の作家さんだけど、どことなく似た語り口が多い。どれも面白かったですけどね。ただ、荻原浩さんの漫画にはびっくりしました。
読了日:11月02日 著者:赤川 次郎,新井 素子,石田 衣良,荻原 浩,恩田 陸,原田 マハ,村山 由佳,山内 マリコ
斜陽 (新潮文庫)斜陽 (新潮文庫)
読了日:11月04日 著者:太宰 治
わたしだけのおいしいカレーを作るためにわたしだけのおいしいカレーを作るために
読了日:11月07日 著者:水野 仁輔
くちぶえ番長 (新潮文庫)くちぶえ番長 (新潮文庫)
読了日:11月08日 著者:重松 清
紳士靴のすべて紳士靴のすべて感想
少しずつ読み進めてようやく読了。紳士靴の成り立ちや、ビスポーク(オーダーメイド)によるハンドソーンウェルト製法の革靴が出来上がるまでを詳細に解説している。ハンドソーンの解説が中心だが、機械による大量生産のグッドイヤーウェルト製法の革靴であっても基本的な構造は同じで、1足の靴がどれだけ精緻に作り込まれているかを知るにつけ、適当には扱えないなと気持ちを新たにした。
読了日:11月11日 著者:ラズロ・ヴァーシュ,マグダ・モルナール
MEN'S EX(メンズイーエックス) 2018年 11 月号 [雑誌]MEN'S EX(メンズイーエックス) 2018年 11 月号 [雑誌]感想
超速読で読了。ビジネス用のコートが欲しいなと思う。
読了日:11月11日 著者:
紳士服を嗜む 身体と心に合う一着を選ぶ紳士服を嗜む 身体と心に合う一着を選ぶ感想
紳士服の事典と呼んだ方が相応しいかも知れない。骨格や姿勢のクセごとに入りやすいシワや色相学の分野に至るまでつぶさに解説していて面食らってしまった。教科書的なので文章の面白味には欠け、読み進めるのはやや苦痛。しかしこの本以上に現代の日本の紳士服について網羅的に学べる本は少ないのではないだろうか。これと落合正勝氏の「[新版]紳士服の教科書」の2冊あれば紳士服については十分な気すらした。
読了日:11月12日 著者:飯野高広
紳士靴を嗜む はじめの一歩から極めるまで紳士靴を嗜む はじめの一歩から極めるまで
読了日:11月18日 著者:飯野 高広
THE RAKE JAPAN EDITION(ザ・レイクジャパンエディション) 2018年 09 月号 [雑誌]THE RAKE JAPAN EDITION(ザ・レイクジャパンエディション) 2018年 09 月号 [雑誌]
読了日:11月18日 著者:
最速!  清潔感 ―― 忙しいビジネスマンでも絶対に「見た目」でソンしない最速! 清潔感 ―― 忙しいビジネスマンでも絶対に「見た目」でソンしない感想
「清潔感」異性に好かれようと思うなら大事よねーと思いながら(今さら)手に取った。できることからはじめてみようと思うが、この本に書かれている内容をすべて実践しようとするといくらお金があっても足りない気がする(汗)
読了日:11月19日 著者:加藤 智一
MEN'S EX(メンズイーエックス) 2018年 12 月号 [雑誌]MEN'S EX(メンズイーエックス) 2018年 12 月号 [雑誌]
読了日:11月21日 著者:
THE RAKE JAPAN EDITION(ザ・レイクジャパンエディション) 2018年 11 月号 [雑誌]THE RAKE JAPAN EDITION(ザ・レイクジャパンエディション) 2018年 11 月号 [雑誌]
読了日:11月23日 著者:
明るい貯金生活家計簿 2019明るい貯金生活家計簿 2019
読了日:11月23日 著者:横山 光昭
男の粋を極める 装い歳時記男の粋を極める 装い歳時記感想
以前、「THE RAKE Japan Edition」に載っていて知った赤峰幸生さん。エッセイがKindleで出ていると知り購入、読了。四季の移ろいを感じながら服や靴の色を自然に合わせるという日本的な、でも現代の日本人男性が忘れがちな紳士の装いのあり方が目からウロコだった。かつての日本の男が持っていた「粋」を目指したいと思わされる洒脱なエッセイ。
読了日:11月23日 著者:赤峰幸生
LAST(15)2018年12月号[雑誌]:クロノス日本版 増刊LAST(15)2018年12月号[雑誌]:クロノス日本版 増刊感想
超速読で読了。今年の初春に初めてビスポーク靴をオーダーした「ビスポーク・シューワークス ユイゴ ハヤノ」の早野唯吾氏のインタビューが載っていた。またパリで老舗靴ブランド・オーベルシーのビスポーク部門をひとりで任されている日本人・塩田氏も興味深かった。
読了日:11月26日 著者:
あぶない家計簿 日経プレミアシリーズあぶない家計簿 日経プレミアシリーズ感想
読みながら、自分のことを指摘されているようでグサグサ来た。同じ著者の「実践貯金生活ノート」をつけている最中なので、貯金体質に戻れるように自分の支出のクセを見直して頑張りたい。
読了日:11月29日 著者:横山 光昭
プリンシプルのない日本 (新潮文庫)プリンシプルのない日本 (新潮文庫)感想
何年か前に旧白洲邸・武相荘に行って白洲次郎という男を知った。その後彼の評伝をざっと読んだりしたが、次郎自身の言葉は初めて読んだ。英国で長く暮らしたためでもあるだろうけど、それだけでは説明できないラショナルな彼の物事の見方・考え方がよく現れている。日本の政治に対する批評は、解説にもあるように21世紀の現在でもそのまま通じるところがあるように感じた。
読了日:11月30日 著者:白洲 次郎

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