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2019

2018年12月の読書まとめ

明けましておめでとうございます

2019年、明けましておめでとうございます。

またすっかり更新が遅くなってすでに1月も下旬ですが・・・。

ほとんど読書まとめしか更新できていないし、昨年はそれすらできない月もあった。

今年はもう少し更新頻度を上げて、誰も興味ないだろう読書まとめ以外の記事も更新していきたいと思います。

12月は平凡

12月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:2829
ナイス数:358

12月の読書数は12冊と2日に1冊を切った。とはいってもこの1年は読書ペースが落ちており、このくらいが平均になりつつある。

東京會舘とわたし

久しぶりに辻村深月さんの小説を読んだ。「東京會舘とわたし」()。

東京は丸の内に実在する建物・東京會舘を舞台に、史実をもとにした小説。 大正時代に開業した直後に関東大震災に見舞われ、戦時中は大政翼賛会に、戦後はGHQに接収されるという波瀾万丈の歩みを辿る。 登場人物たちは基本的に有名人ではない。それは東京會舘の従業員であったり、東京會舘で生涯の思い出となるイベントを行ったりする。彼ら・彼女らが人生の岐路となるような東京會舘での出来事を描いている。

辻村深月らしいほの暗い感情の描写もあるにはあるけれど控えめで、どちらかというとお仕事小説やNHKの朝ドラを読んでいるような印象。もちろんいい意味で。

2018年12月に読んだ本一覧

おひとりさまのあったか1ヶ月食費2万円生活 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)おひとりさまのあったか1ヶ月食費2万円生活 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)感想
食費月2万円(以下)の節約生活、みたいなエッセイは他にも読んだことはあるが、本書はその中でも貧乏ったらしくなく(1万円分は外食だったり、カルディを利用したり)、著者もゆる〜く楽しんで節約しているのが伝わってきて好感が持てた。料理のレシピも真似しやすそうだし、食費の管理の仕方も参考になる。
読了日:12月01日 著者:おづ まりこ
メンズプレシャス2018秋号 2018年 11 月号 [雑誌]: Precious(プレシャス) 増刊メンズプレシャス2018秋号 2018年 11 月号 [雑誌]: Precious(プレシャス) 増刊感想
表紙にもなっているチャールズ皇太子のファッション目当てで購入。あちこちの文章で引き合いに出されて知識としては持っていたが、皇太子の何十年も履き続けて甲革がひび割れながらもパッチを当てて履いている革靴の写真を初めて見た。「ええ…こんなになっても履くの?」というのが正直な感想だが、一国の皇太子がそこまで物を大切にするという態度が、英国の過去から未来へ連綿と続く文化を育んで行くのだろうな。
読了日:12月01日 著者:
蓮の数式 (中公文庫)蓮の数式 (中公文庫)感想
単行本で読んで以来の再読。遠田潤子さんの中でもこの作品はあまり好きな方ではなかったのだけど、読み終えて解説を読んでわかった。どの登場人物も感情移入できないような描写をされているからだ。真一や義母はもちろんのこと、主人公である千穂も透も、賢治も。同情はできないしそれぞれが自分のしたことを悔い改めるといったわかりやすい結末ではない。それでも、登場人物たちの抱える孤独や痛切さに否応なく引き込まれたのは著者の筆力ゆえなのだろう。
読了日:12月03日 著者:遠田 潤子
土井善晴さんちの「名もないおかず」の手帖 (講談社+α文庫)土井善晴さんちの「名もないおかず」の手帖 (講談社+α文庫)感想
こういう、「名もないおかず」をささっと1品作って食卓に添えられるようになりたい。
読了日:12月05日 著者:土井 善晴
東京ジャズ地図 (散歩の達人POCKET)東京ジャズ地図 (散歩の達人POCKET)感想
ジャズ喫茶からジャズバー、ジャズのライブ演奏を聴ける本格レストラン、ディスクショップまで東京を中心とした関東のジャズスポットを紹介している。2年ほど前の本だが、1年近く前に1つお店に行ってみたらすでに喫茶営業はやっていないと言われてがっかりした記憶が。せっかく近場にも色々なお店があるのでまわってみたい。
読了日:12月13日 著者:
落合正勝 私の愛するモノ、こだわるモノ。落合正勝 私の愛するモノ、こだわるモノ。感想
紳士服評論家・落合正勝氏の遺作。服や靴に限らず、落合氏の愛用した鞄、文房具に革小物、ステッキ、パイプといった物も紹介している。手に入れるのが難しい逸品ばかりで、あまり直接的な参考にはならなかったかな。
読了日:12月16日 著者:落合 正勝
1からはじめる1からはじめる
読了日:12月16日 著者:松浦 弥太郎
東京會舘とわたし(上)旧館東京會舘とわたし(上)旧館感想
著者サイン本。大正時代に開業し、直後に関東大震災に見舞われるという波瀾万丈な東京會舘の創業初期。長く営業を続ける上に1話ごとに年代が飛ぶだけに、登場人物たちの関連性はそれほど強くないが、それでも前の話で登場した人物がチラリと登場したりして「オッ」となる。「グッドモーニング・フィズ」と「しあわせな味の記憶」は「プロジェクトX」や「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」みたいな職業ドキュメンタリーっぽさがあって好みだった。
読了日:12月22日 著者:辻村深月
「限りなく少なく」豊かに生きる「限りなく少なく」豊かに生きる感想
何年も前にドミニック・ローホーさんの著書を何冊も読んだけれど、この本は「読みたい本」に登録しながら読まずにいいた。ふと書店で目に止まって購入し読んでみた。日本で「ミニマリスト」というキーワードがバズる前に「ミニマリスト」や「最小限主義者」という言葉を使っていたのはさすが。生活の中でミニマリズム的な考え方を具体的な行動習慣に落とし込んで書いているので取り入れやすそう。
読了日:12月23日 著者:ドミニック・ローホー
東京會舘とわたし(下)新館東京會舘とわたし(下)新館
読了日:12月24日 著者:辻村深月
至高の靴職人: 関信義-手業とその継承に人生を捧げた男がいた至高の靴職人: 関信義-手業とその継承に人生を捧げた男がいた
読了日:12月27日 著者:竹川 圭
走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)
読了日:12月29日 著者:村上 春樹

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