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2021
2021年02月の読書まとめ
2月はまずまず
2月の読書メーター
読んだ本の数：11
読んだページ数：2603
ナイス数：345
2月も10冊以上読むことができた。
積ん読していた小説を中心に読んだ。
肉とすっぽん
一番面白かったのは、日本の食肉文化に携わる人たちを取材した「肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行」かな。
日本で農耕が始められて以降、米や雑穀が日本の食糧事情を支えてきたし、仏教文化の影響もあってか、日本では生臭モノを表立って食べることは憚られる時代もあった。
それでも、日本人が太古の時代から山や海の動物を狩って食べてきたことは間違いないわけで。
中国地方の山地で獣害として駆除の対象でしかなかったイノシシを積極的に町おこしの対象として活用していく試みや、北海道の襟裳岬で細々と短角牛を育てる畜産家の人生。
羊・猪・鹿・鳩・鴨・牛・内臓・馬・すっぽん・鯨。
古くから日本に生息していた野生動物もいれば、明治以降に海外から入ってきた畜産動物もいる。
それぞれの動物を狩る／育てる／調理する人たちにも人生があり、ドラマがある。
彼らの多くに共通しているのは、直前まで生きていた生き物を自分の手でさばいて食したときの鮮烈な味。生命そのものを取り込むような体験。生産ラインでパッケージ化され、スーパーに並ぶ肉を食べる現代人の多くは経験したことがないであろう、原始的な欲求の充足であると感じた。
2021年2月に読んだ本一覧
肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行
読了日：02月06日 著者：平松 洋子
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
読了日：02月07日 著者：山崎元,大橋弘祐
ポースケ (中公文庫)
読了日：02月12日 著者：津村 記久子
リスを実装する (Kindle Single)
読了日：02月13日 著者：円城 塔
新版 人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。 20代で身につけたい本の読み方88の感想
10年ぶりの新版。旧版は何度も読んだけど手放してしまったが、記憶と照らし合わせて「この部分が変わった？」「この辺りは近年の著者の主張だな」というのはちらほら気づいた。折に触れて読み返すと、読書のモチベーションアップになる1冊。
読了日：02月14日 著者：千田 琢哉
Rustで始めるネットワークプログラミング
読了日：02月14日 著者：小野 輝也
コンビニ人間 (文春文庫)
読了日：02月16日 著者：村田 沙耶香
ひっそり暮らしの感想
なちさんのブログ「ひっそり暮らし」を楽しみに読んでいたが、書籍化されたのでさっそく読んだ。内容はブログそのままではなくテーマ別に編集されていて、読みやすくなっている。家計管理を平準化する「積立て」や、モノの取捨選択の考え方など参考になる。
読了日：02月21日 著者：な ち
一人称単数
読了日：02月23日 著者：村上 春樹
サクラの降る町 (KAエスマ文庫)
読了日：02月24日 著者：小川 晴央
本日は大安なり (角川文庫)
読了日：02月27日 著者：辻村 深月
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