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2021

2021年03月の読書まとめ

3月はギリギリ2桁

3月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2804
ナイス数:431

またブログの更新が1か月遅れになってしまった。

4月になって仕事もなんとか落ち着いてきたし休日も時間がたっぷりあったはずなのに・・・このサボり癖をどうにかしないといけない。

3月は10冊読んだ。ギリギリ2桁。

三匹のおっさん

小説ではこれまた長い間積んでいた「三匹のおっさん」が面白かった。 有川ひろ(旧ペンネーム:有川浩)の人気作品の一つで続編も出ているが、はじめは文春文庫から刊行されていたのが、版権が新潮社に移った後、さらに版権が講談社に移るといういわくつきの作品。

当時は著者と出版社の間の確執があったというのを何かの記事で見かけた記憶があるが、真相は当事者しかわからないだろう。

ちなみに、どうでもいい情報だが僕はこの「三匹のおっさん」と続編の「三匹のおっさん ふたたび」を新潮文庫版・講談社文庫版でも買って積んでおり、あと2回は読まないと積読本をゼロにできないのです。

真のバリュー投資のための企業価値分析

もう1冊、紹介しておく。

真のバリュー投資のための企業価値分析」(柳下裕紀、きんざい)」。

著者は債券ストラテジストやファンドマネージャー等として、長年のキャリアを積んできたプロフェッショナル。

本書では「バリュー投資」という言葉にありがちな誤解や思い込みを解き、投資における本当の意味での「価値」と「価格」の比較を行うために必要な企業価値評価の理論と実践のための枠組みを与えてくれる1冊。

この10年ほどの上げ相場で一山当てて「億り人」になった個人投資家が書いたような本を読むくらいなら、この本とより専門的な内容のマッキンゼー「企業価値評価」を繰り返し読む方がよほど人生の役に立つだろう。読むだけでなく、実際に自分の興味を持った企業について分析して投資して・・・というのを繰り返すことで、投資家として一段上に上がれると思う。

2021年3月に読んだ本一覧

作って理解するOS  x86系コンピュータを動かす理論と実装作って理解するOS x86系コンピュータを動かす理論と実装感想
超速読で読了。前半部分ではOS(オペレーティングシステム)について、計算機が計算を行う仕組みをハードウェアレベルからソフトウェアレベルまで広く浅く解説するとともに、後半ではx86系のCPUで動作する簡易なOSをすべてアセンブリ言語で記述してPCの起動から画面描写、シャットダウンまでカバーしている。狭義のOS(カーネル)の仕組みについては他著の方が詳しいが、実際に手元のPCでUSBブート可能なOSを書いて動かすという体験は面白そう。
読了日:03月02日 著者:林 高勲
真のバリュー投資のための企業価値分析真のバリュー投資のための企業価値分析感想
著者の書籍を読むのは2冊目。企業価値分析については少しかじったことがあるので前半部分はさらっと。1章の終盤「DCFの優位性は分析の過程を通じた企業の理解にあり」というくだりは腑に落ちた。第2章「価値創造の決定要因、参入障壁とビジネスモデル」、第3章「投資家が知るべきファイナンス理論の基本」、第5章「『負けない投資』実践のための思考訓練」は繰り返し読みたい。
読了日:03月07日 著者:柳下 裕紀
玄米ゆる断食 好きなものを我慢しない持続可能な健康ダイエット玄米ゆる断食 好きなものを我慢しない持続可能な健康ダイエット感想
玄米をメインに据えたダイエット法。朝食なしの1日2食にする、いわゆる断続的ファスティングなのだが、この本ではそれに加えて2食のうち1食を玄米ご飯180gと、それを超えない量のおかずにしましょうというもの。残り1食はなんでも食べて良いというゆるさが続けやすそう。炊いたあとの玄米を保温しておく寝かせ玄米、自分は炊飯器を使っていないのであまり参考にはできなかった。10日間玄米のみを食べるというデトックス法はちょっと試してみたいが、逆に体調を崩さないか大丈夫か心配。
読了日:03月07日 著者:荻野 芳隆
Warren Buffett's Letter to Berkshire Shareholders 2020Warren Buffett's Letter to Berkshire Shareholders 2020
読了日:03月09日 著者:Warren E. Buffett
「酵素」の謎――なぜ病気を防ぎ、寿命を延ばすのか(祥伝社新書314)「酵素」の謎――なぜ病気を防ぎ、寿命を延ばすのか(祥伝社新書314)
読了日:03月13日 著者:鶴見 隆史
一流の男が絶対にしないこと一流の男が絶対にしないこと感想
筆者の本は何冊か読んでいて、辛口というか毒舌の文章を楽しませてもらっているが、本書は妙に読みづらく感じた。著者の主張が変わった訳ではなく、文章の編集がまずいのではないかという気がした。話があっちこっちに飛んで、何が言いたいのか理解しにくい項が多かったり、論理の飛躍も感じた。内容はうなずける箇所もあるだけに惜しい。
読了日:03月14日 著者:里中 李生
卵を産めない郭公 (新潮文庫)卵を産めない郭公 (新潮文庫)
読了日:03月17日 著者:ジョン ニコルズ
三匹のおっさん (文春文庫)三匹のおっさん (文春文庫)感想
長いこと積んでいた本。還暦を迎えた三人のおじいさん、もといおっさんが町の治安のために見回りを始める。剣道・柔道・機械いじりの達人なので三人そろえば天下無双。娯楽施設の売上強奪、痴漢(というか強姦)魔、詐欺師、動物虐待、スカウト詐欺、悪徳商法・・・と、規模は小さくも決して当事者や地域住人からすれば見過ごせない犯罪を食い止める。清一の孫の祐希や則夫の娘の早苗ら若い世代とのからみもあり、楽しく読めた。
読了日:03月25日 著者:有川 浩
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16 (GA文庫)感想
久しぶりの本編。シルがベルを女神祭の日にデートに誘う。メタ的にはどう考えてもくっつかんだろとは思いつつも、フレイヤ・ファミリアの白エルフ・ヘディンにスパルタでデートの特訓を受け、女性を喜ばせるテクニックを叩き込まれたベルの見違える姿にシルが逆にドギマギさせられるデートシーンは楽しめた。2日目、一転してシルを殺しにかかるフレイヤ・ファミリアに何故?となったが、そういうカラクリだったか。次巻以降、ベルを巡る本格的な抗争に突入してしまうのだろうか・・・。
読了日:03月27日 著者:大森藤ノ
MEN'S EX(メンズエグゼクティブ)Spring/Summer2021MEN'S EX(メンズエグゼクティブ)Spring/Summer2021感想
ただでさえクールビズやらなんやらでビジネスの服装がカジュアル化しつつあったところに、コロナ禍でテレワークが増え、ますますスーツを消えなくなる昨今。それでも好きでスーツやジャケットを着こなしたい!という人はいるんですよね、自分を含め。時代が変わりつつある中でそれに沿った提案ができるかがスーツやテーラリング業界の分かれ目な気がします。
読了日:03月27日 著者:

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