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2015

2015年4月の読書まとめ

先月は久しぶりに10冊を割った。

新年度になって部署が変わったというのはあるかも知れないけれど、4月はそこまで忙しくなかったはずで、単純に読書に集中できていなかった気がする。

技術書や分厚い本を読んで、小説は相対的に少なめだった所為もあるかも?

「星を継ぐもの」は人に借りて読んだのだけど、とてもおもしろかった。

SFの異星人モノというと科学的な話はさておき、惑星間の闘争といった点が主題になるイメージがあったけど、この話は純粋に科学的なアプローチで月で見つかった人類そっくりの5万年前の死体が何者なのか?過去に何があったのか?というのを掘り下げていっている。初出は僕の生まれるよりも前で、古典といってもいい作品なのに、古臭さをほとんど感じさせない内容であることに驚いた。貸してくださった人は面白くなかったといっていたのが残念だけど(笑)、ありがとうございました。

2015年4月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2994ページ
ナイス数:690ナイス

それでも住みたいフランス (新潮文庫)それでも住みたいフランス (新潮文庫)感想
「お金があっても不安な日本人 お金がなくても平気なフランス人」みたいな手放しのフランス礼賛本かと思ったら、意外や硬派な、現地に定住している日本人女性視点からのフランス人観だった。教育制度についての記述が多い印象。個人的な希望としてはもう少し、食文化などにも触れて欲しかった。
読了日:4月2日 著者:飛幡祐規
なれる!SE (8) 案件防衛?ハンドブック (電撃文庫)なれる!SE (8) 案件防衛?ハンドブック (電撃文庫)
読了日:4月7日 著者:夏海公司
コンピュータシステムの理論と実装 ―モダンなコンピュータの作り方コンピュータシステムの理論と実装 ―モダンなコンピュータの作り方感想
読むのに時間がかかった。ブール論理からオペレーティングシステムまで、一気通貫でコンピュータの仕組みを解説する大学レベルの本。すべての段階で簡単なハード/ソフトの実装を手を動かして確認できるようになっているのが大きな特徴かも。
読了日:4月12日 著者:NoamNisan,ShimonSchocken
男の見極め術 21章 (実業之日本社文庫)男の見極め術 21章 (実業之日本社文庫)感想
女性の著者が女性向けに書いた「こんな男はダメだ!」というエッセイなのだろうけど、男の自分が読んでみましたよっと。感想としては、確かに一つ一つはうなずけるものの、ではこれが全く当てはまらない男ならいいの?……そんな完璧超人、いるわけあるかぁ!!!でした。世の99.9%(数字は適当)の男性は、ひとつはこのエッセイに書かれた属性に当てはまるんじゃないでしょうか。
読了日:4月13日 著者:唯川恵
堕ちる (宝島社文庫 『日本ラブストーリー』大賞シリーズ)堕ちる (宝島社文庫 『日本ラブストーリー』大賞シリーズ)感想
遠田志帆さんの表紙絵でジャケ買い。小学六年生の娘を持つ母親としての生活描写、カツカツの生活なのに娘のためにと見栄を張ったり、鈍い夫に苛立ったりする描写にリアリティを感じた。しかしだからといってキャッシングを重ねたり、どう見ても詐欺商法なセールスに手を出しちゃダメですよ(ノД`)と見てられなかった。娘も含めて、こんなことになる前に家族でちゃんと向き合って話すべきだったよ。最後は…そうきたかぁって感じの「堕ち」でした。
読了日:4月15日 著者:林由美子
Rubyによるクローラー開発技法 巡回・解析機能の実装と21の運用例Rubyによるクローラー開発技法 巡回・解析機能の実装と21の運用例感想
RubyでWeb上の情報を効率よく収集するクローラーと呼ばれるプログラムを作成、運用するための実践的手引き。豊富な実用例が示されていて、ほぼそのまま試してみることもできる。特にanemoneというクローラーフレームワークとHTML構文解析ライブラリのNokogiriはよく使われている。一からクローラーを作るよりも、APIが提供されている大手Webサービスはそれを利用すべきだとか、対象サイトに負荷をかけない慎重な運用を心がけるなど実際に運用する上での注意点も勉強になる。
読了日:4月19日 著者:るびきち,佐々木拓郎
まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」まんがでわかる D・カーネギーの「人を動かす」「道は開ける」感想
タイトルに入っているD・カーネギーの有名な自己啓発書2作品はどちらも読了しているけど、表紙のイラストにひかれていわゆるジャケ買い。本編の作画も普通に綺麗で安心して読めた。またストーリーで解説されることで、すでに読んだはずの内容も新鮮さをともなって喚起され、想定以上に楽しめた。最近の自分を振り返っても、「あいたたた…」となる点が多く、もう一度謙虚に対人関係を見つめ直すべきかなぁ…と反省。
読了日:4月21日 著者:
星を継ぐもの (創元SF文庫)星を継ぐもの (創元SF文庫)感想
お借りした本。SFの古典的名作と聞くけれど、なるほど面白かった。月で発見された5万年も昔の屍体が地球人なのか、他の惑星の人なのか。確かにあったはずけれどあまりにも遠い過去の出来事を科学的アプローチで推論しようとする取り組みにロマンを感じた。最後のシーンは「ん??」となってしまったけれど…。続編もあるようなのでいずれ読む。
読了日:4月22日 著者:ジェイムズ・P・ホーガン
Coders at Work プログラミングの技をめぐる探求Coders at Work プログラミングの技をめぐる探求感想
とても時間がかかった。偉大なプログラマ15人へのインタビュー集。専門的すぎて言ってることの半分もわかってない気がするが、現代からすればとても原始的なマシンと言語しかなかった時代の雰囲気は少し感じ取れた。
読了日:4月30日 著者:PeterSeibel

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