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2017

2017年6月の読書まとめ

平常運行の6月

6月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:4272
ナイス数:493

超速読できる積読本がほとんどなくなって、読書ペースは平常運行に戻った。

最近、彩瀬まるの小説を何冊か立て続けに読んでいる。主に連作短編小説を得意としている若手女性作家で、普段は人前に出せないような薄暗い感情、心の動きを描写するのがうまいなと思う。バカ売れするような作風ではないと思うが、今後も追いかけていきたい作家の一人に加わった。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか12(GA文庫)」シリーズ本編最新刊は、久しぶりに神々の思惑や陰謀が絡まない純粋なダンジョン攻略編。ファミリアとしても中ランクに上がったことでミッションが課せられ、ヘスティア・ファミリアは深層攻略へ乗り出す。外部からも助っ人を募り、順調にダンジョンの奥深くへと潜っていくベル達だが、そこに待ち受けていたのはまたしても”イレギュラー”の存在だった・・・。ベルをはじめ、メンバーの成長もしっかり描かれ、戦闘描写も熱い。ラノベというジャンルながら、巻を重ねるごとに間延びするどころかどんどん面白くなっていくのはさすがです。

2017年6月に読んだ本一覧

Goodbye, Things: The New Japanese MinimalismGoodbye, Things: The New Japanese Minimalism感想
読書メーター登録2200冊目。日本で2年前に刊行され界隈で話題になったミニマリスト佐々木典士さん著「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」の英語訳。内容は何度も日本語で読んでいるのでわかっていたけれど、同じ内容を英語で読み返すというのは新鮮な感覚だった(逆はいくつもあるのだけど)。ちょうど読んでいる間に蔵書を大量に手放したこともあって(とはいえ蔵書はまだまだありますが)、今まで以上にうなずける箇所が多かった。
読了日:06月08日 著者:Fumio Sasaki
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー (GA文庫)感想
ソード・オラトリアに続いて、「ダンまち」外伝に2つめのシリーズができるとは。その1作目、誇り高きエルフ、リュー・リオンが主人公。本編の間のエピソード「グラン・カジノをぶっ潰せ!」はあるあるな勧善懲悪モノだけど、リューの男装やらシルの意外な一面やらが見れて面白かった。ベルのステイタスでこれまで特に活用されてこなかったあの項目についても少し回収されましたしね。もう1本はリューやクロエ、ルノアの出会いを描く過去編。しかし普通じゃない酒場だとは思っていたが、どいつもこいつもとんでもない素性ですね…。
読了日:06月12日 著者:大森 藤ノ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか12 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか12 (GA文庫)感想
異端児編は一区切りして、今回は久しぶりに本格的なダンジョン攻略編。前巻で敗北こそしたものの、レベル7相当の宿敵アステリオスとの一戦を生き延びて、ついにレベル4。ランクアップだけでなく、迷いを振り切り、一皮むけた気がする。下層到達へ向けて遠征の準備に各自のできることをする描写、よい。好調なダンジョン攻略が一転、イレギュラーの狡猾な怪物に襲われ、危機に陥るベル一行や他の冒険者たち。好敵手との戦いも見ていて気持ちが良いが、同情の余地のない残虐な敵を討つというのも、またカタルシスがありますね。
読了日:06月12日 著者:大森 藤ノ
もう一度、仕事で会いたくなる人。 (PHP文庫)もう一度、仕事で会いたくなる人。 (PHP文庫)感想
仕事でもう一度会いたいと思わせるような人になるためのマナーやコミュニケーションスキルなどについて、千田節が冴える。第一印象よりも別れ際、苦手な人ほど自分から挨拶しておく、電話でお礼を言うのではなく礼状を出す、など。アイタタタとなる箇所が多かった。
読了日:06月14日 著者:千田 琢哉
貯められる人は、超シンプル貯められる人は、超シンプル感想
再読。リフレイン読み8回目。この数ヶ月で大分モノは見直して整理しました。生活も見直して、睡眠時間以外はかなり改善されたかなと。それでも浪費が止まるところを知らないのはどうすればいいんでしょうか・・・。あ、でも本の無駄買いは以前より抑制されるようになったので効果は多少あった?
読了日:06月16日 著者:横山 光昭
朝が来るまでそばにいる朝が来るまでそばにいる
読了日:06月16日 著者:彩瀬 まる
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア9 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア9 (GA文庫)
読了日:06月16日 著者:大森 藤ノ
1万人の家計を立て直してきたプロが教える「お金」の貯め方1万人の家計を立て直してきたプロが教える「お金」の貯め方感想
お金が貯められる人になるための考え方・習慣をまとめた本。前に読んだ著者の本と考え方は同じで、重複している内容も多いが、毎日買い物をしない、食費を制する者は家計を制する、などハッとさせられた。
読了日:06月19日 著者:横山 光昭
居酒屋ぼったくり〈7〉居酒屋ぼったくり〈7〉
読了日:06月20日 著者:秋川 滝美
貧乏入門貧乏入門
読了日:06月22日 著者:小池 龍之介
黄金の烏 八咫烏シリーズ 3 (文春文庫)黄金の烏 八咫烏シリーズ 3 (文春文庫)
読了日:06月24日 著者:阿部 智里
あのひとは蜘蛛を潰せない (新潮文庫)あのひとは蜘蛛を潰せない (新潮文庫)
読了日:06月25日 著者:彩瀬 まる
野菜だし野菜だし感想
野菜のうま味を活かした調理法。前に読んだ野菜だしのスープの本とはまた少し違った切り口だった。ただ昆布と野菜を組み合わせるというのは共通しているので、やはり相性がいいのかな。
読了日:06月26日 著者:イチカワ ヨウスケ
告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)
読了日:06月27日 著者:湊 かなえ
Jazz The New Chapter 3 (シンコー・ミュージックMOOK)Jazz The New Chapter 3 (シンコー・ミュージックMOOK)
読了日:06月28日 著者:柳樂 光隆
小さな習慣小さな習慣感想
目標にするのがばかばかしいほど簡単な目標を設定し、それを達成することで習慣化するというもの。それ自体は納得できる論旨で、さっそく自分も1日3枚、自宅の書類をスキャンするというのを始めてみた。しかしこの本のいいたいことはそれに尽きていて、あとは同じ事をだらだら引き伸ばしているだけ。小さな習慣をどう大きなしゅうかんにしていくのかとか、筋トレや文章を書くという著者の経験以外の分野への応用例がなく、中身が薄く感じた。
読了日:06月30日 著者:スティーヴン・ガイズ
迷宮 (新潮文庫)迷宮 (新潮文庫)感想
新潮文庫の100冊2017、読了1冊目(79/104)。中村文則さんの著書で今まで読んだ中では一番面白かったかな。短い中に人間心理の暗い部分と迷宮入りした奇怪な一家惨殺事件の謎とがうまくまとまっている。
読了日:06月30日 著者:中村 文則

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