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2020

2020年8月の読書まとめ

夏休み

8月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2832
ナイス数:109

8月も2桁には届かず。夏休みでそこそこ読書できる時間はあったにもかかわらず、意外と読書が捗らなかった。

夏休みを使って小旅行したのだけど、振り返ってみると電車での移動中読書よりもTwitterやるか寝てる方が長かったかも知れない・・・。

読んだ本は7月に引き続き新潮文庫の100冊対象作品と、他はダイエット関連の本をいくつか。

トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ

先月読んだダイエット本がこちら。

トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ

海外の翻訳本のタイトルでありがちな「シリコンバレー式〜」とか「スタンフォード式〜」同様、「トロント最高の医師」という枕詞に胡散臭さを覚えるが、内容は至って真面目な本だった。

肥満の根本的な原因について、過去のダイエット法や医学界の歴史を紐解きつつ、カロリー制限や運動をすれば痩せるという定説が幻想であること、肥満のもとだと考えられていた「脂肪」が実はそうではないことを解説している。

ポイントとしては次のとおり。

  • インスリンが肥満ホルモン
  • 添加糖の摂取を減らす
  • 精製された穀物の摂取を減らす
  • たんぱく質の摂取を減らす
  • よい脂肪をもっと食べる
  • 食物繊維をもっと食べる
  • 食事を摂らない間隔を空ける(間欠的ファスティング)

最近他に読んだダイエット本とも共通している概念が多い。

糖質制限については賛否両論あるけれど、カロリーオフとうたっている食品は脂肪分を添加糖で置き換えたものであり、まったく痩せないどころかむしろ太ってしまうというのは間違いなさそうだ。

また、インスリンが効かなくなる(インスリン抵抗性)こと、インスリンが過剰分泌されることで糖質を体脂肪に変換してしまうというのもたしかな作用で、糖尿病ではない人でも、インスリンを制御することが肥満防止、体重を減らすことにつながるというのも間違いなさそう。

そのためにはインスリンが大量に分泌される添加糖や精製穀物の摂取量を減らすこと、食事を摂る間隔を空けてインスリンが出ない時間を長くすることが有効だというのも筋が通っている。

こういう本が何冊か出たところで、世の中の流れとして糖質を減らしましょうという流れにはならないだろうけれど、医学界でもっとこの意見の支持派が多数になれば少しは変わってくるのかな。食品業界や穀物メジャーがそうはおろさないか。

2020年8月に読んだ本一覧

グレート・ギャツビー (新潮文庫)グレート・ギャツビー (新潮文庫)
読了日:08月06日 著者:フィツジェラルド
トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダトロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ
読了日:08月09日 著者:ジェイソン・ファン
パプリカ (新潮文庫)パプリカ (新潮文庫)
読了日:08月12日 著者:筒井 康隆
深夜特急1 ー 香港・マカオ〈文字拡大増補新版〉 (新潮文庫)深夜特急1 ー 香港・マカオ〈文字拡大増補新版〉 (新潮文庫)
読了日:08月14日 著者:沢木 耕太郎
深夜特急2 ー マレー半島・シンガポール〈文字拡大増補新版〉 (新潮文庫)深夜特急2 ー マレー半島・シンガポール〈文字拡大増補新版〉 (新潮文庫)
読了日:08月15日 著者:沢木 耕太郎
ストウブで糖質オフストウブで糖質オフ
読了日:08月15日 著者:大橋 由香
老人と海 (新潮文庫)老人と海 (新潮文庫)
読了日:08月20日 著者:ヘミングウェイ
火車 (新潮文庫)火車 (新潮文庫)
読了日:08月28日 著者:宮部 みゆき
ぜんぶ、すてればぜんぶ、すてれば
読了日:08月29日 著者:中野 善壽

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