2020年12月の読書まとめ

12月

12月の読書メーター
読んだ本の数：10
読んだページ数：2938
ナイス数：175

また更新が一か月遅れ。

12月はかろうじて二桁読めた。

新潮文庫の100冊チャレンジを夏から続けてきて、年末ギリギリに100冊を読了することができた。

綿矢りさん「手のひらの京」や瀬尾まいこ「君が夏を走らせる」は新潮文庫の100冊がなければ手に取らなかっただろう作品だけど、読んでよかったなと思える小説だった。

他には、遠田潤子さんの「銀花の蔵」。女性作家ながら女性が主人公の作品は少なく、今作で2作目かな？

親と子、家族の関係性を描くという点では既存の作品と通じるところがあるけれど、ヒロインの銀花は過去に罪を犯したりといったことはなく、むしろ周囲の人々に振り回される人生。

少女時代から老年期までを描くという点では、NHKの連続テレビ小説のような大河ドラマといった感じ。

また一つ、遠田潤子さんの芸風が広がったなと感じた佳作だった。