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2021

2021年09月の読書まとめ

9月はまずまず

9月の読書メーター
読んだ本の数:15
読んだページ数:4448
ナイス数:921

また1ヶ月遅れの更新になってしまったが、やらないのも気持ちが悪いので更新しておく。

9月は15冊読んだ。

冊数だけならまずまずといったところ。

ただ、8月に新刊の購入を我慢していた反動で新規購入した本が10冊と多くなっており、積読はあまり減らせなかった。

9月に読んだ本では、ウィリアム・アイリッシュの名作「幻の女」が面白かった。

恥ずかしながら知らなかったけれど、サスペンス物ではあるが文章が美しく叙情的なことでも評価が高い作品のようだ。

特に冒頭の「夜は若く、彼も若かったが、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。」という文章が有名だそうだ。

文章の美しさだけでなくサスペンスとしても抜群に面白い。妻殺しの濡れ衣で死刑執行が刻一刻と迫る主人公を救うため、唯一アリバイを証明できるオレンジ色の帽子の女の行方を親友が追うが・・・というもの。

最後までハラハラドキドキしながら読んだ。

2021年9月に読んだ本一覧

幻の女〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)幻の女〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
妻殺しの罪を着せられて死刑を宣告された主人公。彼のアリバイを証明するには犯行時刻に会っていた、その夜限りの女を探し出すしかなく、無二の親友による捜索に望みを託すが・・・?章ごとの見出しが死刑執行までの日数になっており、カウントダウンされていくのも緊迫感を煽る。手がかりになりそうな人物を突き止めるたびにすんでの所で偶然か何者かの妨害か、口が封じられてしまう。最後のどんでん返しと種明かしもわかってみればそう意外ではないが、臨場感があってページをめくる手が止まらなかった。文句なしに見事なサスペンス。
読了日:09月02日 著者:ウイリアム アイリッシュ,William Irish
「独学」で人生を変えた僕がいまの君に伝えたいこと「独学」で人生を変えた僕がいまの君に伝えたいこと
読了日:09月02日 著者:千田 琢哉
一流の人だけが知っている、他人には絶対に教えない この世界のルール。 選ばれる人を決める「秘密の評価基準」40一流の人だけが知っている、他人には絶対に教えない この世界のルール。 選ばれる人を決める「秘密の評価基準」40
読了日:09月02日 著者:千田琢哉
スーパーウォーク 歩道 スポーツパフォーマンスが爆発的に向上するスーパーウォーク 歩道 スポーツパフォーマンスが爆発的に向上する
読了日:09月05日 著者:高岡英夫
ミニマリスト式超ヒュッゲ術: 少ないお金で毎日を心地よく暮らすアイデア33ミニマリスト式超ヒュッゲ術: 少ないお金で毎日を心地よく暮らすアイデア33
読了日:09月05日 著者:なにおれ
GENIUS LIFE ジーニアス・ライフ: 万全の体調で生き抜く力GENIUS LIFE ジーニアス・ライフ: 万全の体調で生き抜く力
読了日:09月11日 著者:マックス・ルガヴェア
Jazz The New Chapter 5 (シンコー・ミュージックMOOK)Jazz The New Chapter 5 (シンコー・ミュージックMOOK)
読了日:09月12日 著者:
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 17 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 17 (GA文庫)感想
ベルがピンチになるたびに思うのだけど、著者は毎回よくこんな絶望的な状況を思いつけるな、と。ベル以外の全員、オラリオ全体を神もヘスティア・ファミリアの眷属も含めて魅了して箱庭で囲い込むとかエッグい。辛うじて正気の残ったヘスティア他数名でどうやってこの状況を打開するんだろうとドキドキしたが、まさかここに来て炉の神の権能の本領発揮とはなあ。フレイヤの「魅了」もそうだけど、「今のは「神の力」ではない…ただの『権能』だ」というのはちょっと苦しくないですか?(苦笑)
読了日:09月12日 著者:大森藤ノ
ハケンアニメ! (マガジンハウス文庫)ハケンアニメ! (マガジンハウス文庫)
読了日:09月16日 著者:辻村 深月
家族シアター (講談社文庫)家族シアター (講談社文庫)
読了日:09月17日 著者:辻村 深月
紅蓮の雪紅蓮の雪感想
最近の遠田さんの小説は面白いのだけど、初期に比べてよくも悪くも丸くなってきた印象だったが、本作に関しては原点回帰というのか、そんな印象はまるでなく、ドロドロぶりは生活習慣病患者の血管も尻をまくって逃げ出すほど。/冒頭からうかがえる、主人公姉弟と母親との冷え切った関係。姉が自殺した理由を求めて、直前に観劇していた旅の劇団を観に行くと、その場でスカウトされて芝居の世界に引きずり込まれ…。/大衆演劇というニッチな世界の描写と、遠田ワールドともいうべき家族の愛憎が混沌としてえも言われぬカオスを作り出していた。
読了日:09月18日 著者:遠田 潤子
ミニマリスト式超Twitter術: 1日1ツイートで人生を豊かにするツイッターの使い方ミニマリスト式超Twitter術: 1日1ツイートで人生を豊かにするツイッターの使い方
読了日:09月18日 著者:なにおれ
朝が来る (文春文庫)朝が来る (文春文庫)
読了日:09月21日 著者:辻村 深月
不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる感想
ブログ「パレオな男」の鈴木祐さん。本書はアンチエイジングがテーマ。デイブ・アスプリーや勝間和代さんも同じテーマで新刊を出していたし、健康本では「不老長寿」が旬なのかな?苦痛と回復のサイクルで若返るというのは、トレーニングの基本原理でもあり、目新しい理論ではないけれど、ポリフェノールが身体に良いというのがそういう理由だとは知らなかった。その他、運動やファスティング、栄養、睡眠、美肌など最新の研究結果をふまえた実践的な手法を紹介している。
読了日:09月24日 著者:鈴木 祐
10代で知っておきたい 本当に「頭が良くなる」ためにやるべきこと 一生使える力を身につける!10代で知っておきたい 本当に「頭が良くなる」ためにやるべきこと 一生使える力を身につける!感想
基本的に主旨はいつもの千田本と同じだが、違うのは10代に向けて書いているということ。1章の「地頭力をつける」は学力の基礎のつけ方について書かれている。これはぜひ10代のうちに読んでもらいたいと思った。2章以降も、この内容を10代で真剣に受け止めて取り入れられたらその後の人生が大きく変わるだろうな。
読了日:09月25日 著者:千田琢哉

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