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2015

2015年6月の読書まとめ

「ダンまち」月間

先月はすっかりハマってしまった「ダンまち」こと、「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」シリーズを読みあさっていた。

2015年6月の読書メーター
読んだ本の数:24冊
読んだページ数:7861ページ
ナイス数:843ナイス

読書メーターの感想はまだ書いてないのが何冊かあるけれど本編だけでなく外伝4巻まで一気読みして、ふたたび1巻から読み直している。

普通、面白いと思った作品でもすぐに読みなおすことはあまりしないのだけど、それくらい個人的にツボにハマった、久しぶりの大ヒット。

アニメは第1期が終わってしまったけれど、その続きはまだまだ熱い展開が待っているので、アニメから入った人はぜひ原作も読んでみて(アニメ最終回の続きは6巻から)。

6月に読んだ本と感想一覧

わたしのウチには、なんにもない。3 モノとの上手なつき合いかたわたしのウチには、なんにもない。3 モノとの上手なつき合いかた
読了日:6月1日 著者:ゆるりまい
昭和50年の食事で、その腹は引っ込む なぜ1975年に日本人が家で食べていたものが理想なのか (講談社+α新書)昭和50年の食事で、その腹は引っ込む なぜ1975年に日本人が家で食べていたものが理想なのか (講談社+α新書)
読了日:6月2日 著者:都築毅
はなとゆめ (単行本)はなとゆめ (単行本)感想
清少納言を主人公に、中宮定子と藤原道長との宮中での権力闘争を描いた、これは異色作といっていいのかな。清少納言がことあるごとに自分を卑下し、中宮様を褒めちぎるのが少々くどかったけれど(笑)、宮中の女房たちの生活ぶりが現代文でわかりやすく伝わってくる。改めて、当時の貴族の女性は人前で素顔を見せないなど、現代とはまるで風習の異なる世界だったのだなあと。宮中での戦いといっても政治的に口出しできるわけでもない女房に何ができるのだろうと思ったけれど、なるほど彼女のような形で助けるというのもあるのだなと。
読了日:6月3日 著者:冲方丁
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 3 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 3 (GA文庫)感想
2巻までKindleで読んだけど、これは文庫で読まなきゃもったいない!と購入。ようやく憧憬であるアイズとまともに向き合ったベルだけど、まさかそのアイズに稽古をつけてもらうとは。後半はなんといってもトラウマとなっていたミノタウロスとの一騎打ち。最初は憶病風に吹かれながら、勇気を奮い起こして格上の敵に挑むベルの姿に、ロキ・ファミリアの一級冒険者たち同様、胸を打たれる。熱い、熱すぎる。
読了日:6月4日 著者:大森藤ノ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (4) (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (4) (GA文庫)感想
3巻は第1部のクライマックスだった分、4巻は冒険は控えめだが、次巻への「溜め」はしっかりされている。史上最速でレベル2に昇格し、一躍注目を集めるベル。そしてリリに次ぐ、2人目の仲間は前巻でベルが購入した「兎鎧(ピョンキチ)」の製作者でヘファイストス・ファミリア所属の鍛治師ヴェルフ・クロッゾ。駆け出しにも関わらず貴重な魔剣を打てる存在でありながら作らない、「対魔力魔法」を持つなどなかなか面白そうなキャラ。前回倒したミノタウロスから入手した角から武器を作るとか、とてもツボなんですが!!
読了日:6月6日 著者:大森藤ノ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 5 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 5 (GA文庫)感想
ベル達は3人パーティーでダンジョン中層に挑むが、他のパーティーに怪物の大群を押しつけられピンチに。押しつけた冒険者たちも悪い人たちじゃなく、身内の命と他人の命を秤にかけてやむなく、ってのがダンジョンの恐ろしいところ。敢えて上層への脱出ではなく18階層の安全域を目指しての決死行はハラハラした。救助にきたヘスティアやリュー達と合流し、つかの間の休息…と思ったら後半はとんでもない異常事態に!18階層の冒険者たち総出での階層主戦は実に見応えがありました。
読了日:6月7日 著者:大森藤ノ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 6 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 6 (GA文庫)
読了日:6月7日 著者:大森藤ノ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 7 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 7 (GA文庫)
読了日:6月8日 著者:大森藤ノ
ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)感想
読メで話題に?なっているので気になっていて、とうとう読んでしまった。うすうすタイムトリップ系のしかけかな?と想像していたけれど、こうくるとは思わなかった。これは確かに切ない…。ただ読み終えた後、もう一度読み直したくなるというのはまんざらハッタリではなかったけれど、それよりも気になったのは二人以外の世界がどういうことになっているのかということでした。
読了日:6月9日 著者:七月隆文
古武術に学ぶ身体操法 (岩波現代文庫)古武術に学ぶ身体操法 (岩波現代文庫)感想
この文庫自体は最近の刊行ながら文章は10年以上前、桑田真澄投手が現役時代のものが中心。甲野さんの古武術の動きを取り入れた桑田投手がスランプから復調した際のエピソード、バスケットボールに古武術の動きを取り入れて躍進した桐朋高校のエピソード、甲野さん自身がどのような経緯で現代武道やスポーツとは一線を画した身体操法を進化させていったかなど。具体的な技術論というよりもエッセイに近いか。古武術の動きをスポーツに取り入れることは、それまでの理論を根本から覆す必要があり、安易に行うのは危険という警告が印象的。
読了日:6月11日 著者:甲野善紀
カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)感想
何度か読みかけては挫折し、中断しを繰り返し、ようやく今回読み切った(まだ上巻だけだが)。人物相関図を頭に入れるだけでも大変。一つ一つの会話が長い。登場人物がどいつもこいつもヒステリーだったり癇癪持ちだったりで、ロシア人ってみんなこうなのか?と勘繰りたくなる。「大審問官」のくだりはよくこんな口上を考えつくな、と思ったけど…物語本編の感想は最後まで読んでみないとなんとも言えないかな。
読了日:6月14日 著者:ドストエフスキー
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか8 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか8 (GA文庫)
読了日:6月14日 著者:大森藤ノ
犬とハモニカ (新潮文庫)犬とハモニカ (新潮文庫)感想
江國香織さんの文章は正直にいうとちょっと苦手な部類なのに、なぜかたまに読んでしまいますね。何かしら寂しさや孤独を抱える人たちを描いた短編集。「アレンテージョ」は他のアンソロジーで読んだことがあったけれど、二人の人間が同じものを見、同じものを食べるというのは意味があることだ、という記述が印象に残った。究極的には別の人格・別の肉体でしかありえなくても、それは意味があることなんだと。
読了日:6月15日 著者:江國香織
BareMetalで遊ぶ Raspberry PiBareMetalで遊ぶ Raspberry Pi感想
達人出版会で購入し、Kindle形式に変換して読んだ。安価でLinuxなどを動かすことのできる小型コンピュータ「RaspberryPi(ラズベリーパイ)」を、なんとOSをインストールせずに(「ベアメタル」の状態)動かしてみようという試み。コンピュータを起動させるという、最初の一歩でさえ、自前でやろうとするとなんと手間のかかることか。それだけに、コンピュータの仕組みを低レイヤーから理解したいという人にはお薦めの本だと思う。
読了日:6月16日 著者:西永俊文
くちびるに歌を (小学館文庫)くちびるに歌を (小学館文庫)感想
映画は観てないけど、オビにつられて購入。数年間、長崎に住んでいたことがあるので、五島列島の中学生達の長崎弁が懐かしく感じられた。まるきりこどもでもなく、まだ大人にもなりきらない中学生の男子と女子の関係がリアル。柏木先生のキャラは新垣結衣のイメージが先行していたけど、割とサバサバして男っぽかったのがギャップ(笑)よい青春小説だった。
読了日:6月18日 著者:中田永一
必要十分生活~少ないモノで気分爽快に生きるコツ~必要十分生活~少ないモノで気分爽快に生きるコツ~感想
ミニマリズム的な片づけ本。男の人が書く片づけ本というのは確かに少ないけど、同じ男の身としてはこっちの方がしっくりくる点は多い。仕事場の机の上のモノを全て持ち運ぶとか、下着は3枚、洗濯機、掃除機なしなど、極端ではあるけど説明を読めばなるほど合理的。手法の細かな違いはあるけど、「モノが少ないと快適に働ける」やこんまりさんの「人生がときめく〜」と共通する考え方もあって、突き詰めると似てくるのかなと感じた。
読了日:6月19日 著者:たっく
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア (GA文庫)
読了日:6月20日 著者:大森藤ノ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア2 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア2 (GA文庫)
読了日:6月22日 著者:大森藤ノ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア3 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア3 (GA文庫)
読了日:6月23日 著者:大森藤ノ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア4 (GA文庫)ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア4 (GA文庫)
読了日:6月25日 著者:大森藤ノ
はじめて読む486―32ビットコンピュータをやさしく語るはじめて読む486―32ビットコンピュータをやさしく語る感想
Pentiumの前の世代のCPU、i486についての解説書。出版されたのは20年以上前だけど、CPUとオペレーティングシステムの関係をざっくり知る上ではちょうどよい。リアルモードとプロテクトモード、セグメントやページング、割り込み、タスクといった概念がわかりやすく解説されている。
読了日:6月26日 著者:蒲地輝尚
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)感想
たしか学生時代に読んで以来の再読。突然仕事も何も放り出して1900ドルの資金とわずかな荷物でデリーからロンドンへの路線バスでの旅を目指す<私>。香港の猥雑な雰囲気が気に入り、思いがけず長居してしまう<私>。マカオではその気もなかったのにカジノにはまり、危うく旅の資金を失いかける。こういう無計画な旅をしてみたい気持ちがないかというと嘘になるけど、それをするには7年ほど年を取り過ぎたかな(笑)
読了日:6月28日 著者:沢木耕太郎
オズの魔法使い (新潮文庫)オズの魔法使い (新潮文庫)
読了日:6月28日 著者:ライマン・フランクボーム
かもめのジョナサン: 【完成版】 (新潮文庫)かもめのジョナサン: 【完成版】 (新潮文庫)
読了日:6月30日 著者:リチャード・バック

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