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2023

2023年1月の読書まとめ

1月は低調

1月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2253
ナイス数:287

2月もすでに終わってしまいましたが、1月分の読書まとめです。

1月に読んだ本は7冊。 年間150冊を読むのを目標にしていますが、最近は月10冊も読めないことが多く、低空飛行が続いています。

カラマーゾフの兄弟

昨年からドストエフスキーの大作「カラマーゾフの兄弟」を光文社古典新訳文庫版で読んでいます。

カラマーゾフの兄弟は以前新潮文庫版で読みかけて、1巻を読んだところで挫折したことがあります。今回、より翻訳が新しい光文社版で再挑戦というわけですが、なるほどかなり訳がこなれていて読みやすく感じます。

1巻と2巻までは概ね新潮文庫版で読んだ内容だったので内容も何となく憶えていて、比較的楽に読めました。3巻からは未知の内容だったのでどうなるかと思いましたが、ミーチャの章に入ってからは、ミーチャの異常な心理状態、犯した罪と犯さなかった罪、モークロエの宿場での乱痴気騒ぎと面白さが加速度的に増していきました。

まだ最後まで読み切ったわけではないですが、世界的な傑作と言われているだけのことはあると言わざるをえない読み応えがあります。

2023年1月に読んだ本一覧

戦略がすべて (新潮新書)戦略がすべて (新潮新書)感想
千田琢哉さんのお薦め図書から。ヒットコンテンツの「仕掛け」や労働市場の「評価」、プロジェクトの「革新」、情報に潜む「企み」、人間の「価値」は教育で決まる、政治は「ゲーム」など、実際の具体例を挙げながら戦略的思考の重要性を説いている。これはお薦めするのもうなずける。また折に触れて読み返したい良書。
読了日:01月08日 著者:瀧本 哲史
私の「漱石」と「龍之介」 (ちくま文庫)私の「漱石」と「龍之介」 (ちくま文庫)
読了日:01月12日 著者:内田 百けん
ビジネスエリートになるための 投資家の思考法 The Investor's Thinkingビジネスエリートになるための 投資家の思考法 The Investor's Thinking感想
既に知っている内容も多かったけれど、投資家としての視点・思考をビジネスに活かそうというのは昔学んだことを思い起こさせてくれた。企業分析の章では数値化や比較といった定番のプロセスの最後に「捨てる」があったのが新鮮。仮説を立てるにはすべての論点は必要なく、事業の経済性を見極められるだけの情報があればよいと。ジブン・ポートフォリオという考え方もビジネスパーソンとしての自分の価値と金融資産の価値を併せたバランスシートを考えるというのは面白い考え方だ。
読了日:01月13日 著者:奥野 一成
圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100圧倒的に自由で快適な未来が手に入る! 勝間式ネオ・ライフハック100感想
一つ一つのハックは勝間和代さんのブログや既刊で読んだことがあるものも多いが、テーマ別に短くまとまっていると参考にしやすい。「時間割引率」は勝間さんよく使うけど、本人の説明だといまいちわかりにくい気がする…(自分なりには理解しているつもり)。ずっとiPhone派だけど、Androidを試してみようかなあ。でも10年以上使い慣れたいくつかのアプリから乗り換えるのは勇気がいるな。ホットクックはずっと買いたいと思いつつ買えていないけど、今年こそ買ってみようかな。
読了日:01月17日 著者:勝間 和代
黒い仏 (講談社文庫)黒い仏 (講談社文庫)感想
Twitterでお薦めされていて知り、気になって読んでみた。九州にある寺に隠されているという唐時代の僧侶・円載の秘宝探しを請け負った探偵・石動。福岡市内のアパートでの殺人事件も絡んできて、依頼主のベンチャー企業の社長と寺の住職が怪しいがどうなるのかと興味津々で読んでいたら、途中からなんだかおかしな雰囲気に?終盤の展開はナンジャコレ!?となってしまった。しかし石動のとぼけた雰囲気は嫌いじゃないし、サクッと読めて邪神モノとしてこれはこれでアリなのかも知れない…訳あるかァ!!
読了日:01月19日 著者:殊能 将之
増補改訂版 勝間式食事ハック増補改訂版 勝間式食事ハック感想
増補改訂版じゃない方を書店でパラパラ眺めて「あ、これはいいかな…」と思って買うのをやめた記憶がある。昨秋に増補改訂版が出ていたので新たな知見が得られるかな、と思って買ったが、本文は初版とほとんど変わっていないようだ。加工食品を避け、ヘルシオ・ホットクックやウォーターオーブンをフル活用しての自炊効率化とプラントベース・ホールフード(ほぼヴィーガン)が勝間式食事ハックの軸だが、ほぼヴィーガンというのはどうなの?ってなる。補章では最近はたんぱく質も摂るようになったそうだが。
読了日:01月23日 著者:勝間 和代
カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)
読了日:01月27日 著者:ドストエフスキー

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